新しい年、新しい学期が始まりました。インフルエンザの流行が心配されますが、始業式、書き初め大会、定着度調査と、学校は動き出しています。3学期は次年度につながる大切な時期となります。4月によいスタートを切るためには、この時期の準備が非常に大事です。どの学級の担任も子どもたちを迎えるためにメッセージを工夫していました。
始業式では1年生と4年生の代表児童が、3学期のめあてを話しました。代表児童の話を聞いて、目標をもつことがどれほど大切か、子どもたちが目標をもってこれからがんばっていくようにするためには、どう支援したらよいのかということを考えさせられました。
1年生は、「こんなことができるようになったよ」ということを、実際にやって見せました。4年生は、「こうなりたい」という「なりたい自分」の姿を思い描いてがんばったことや何のためにそのことに取り組んだのかということを話しました。
「なりたい自分」を今はもっていない子もいるかもしれません。でも、この先「本当になりたい自分」が見つかることでしょう。そのとき必要になるのは、どうすればいいのか考えること、粘り強く取り組むこと、失敗しても立ち上がるたくましさなどだと思います。
9日、10日は、書き初め大会がありました。書写の時間に冬休み前から練習してきた書き初め、きっと「こんな字が書きたい」という思いをもって臨んだことでしょう。
もし、子どもの頃に「苦手だった計算をがんばったらできるようになった」「何度も練習したら二重跳びができるようになった」という「なりたい自分になれた成功体験」があれば、この先にある大きな壁にぶつかっても、心折れることなくがんばりが続くのではないでしょうか。学校でも家庭でも、子どもたちの「小さなできた」を大切にしていきましょう。