19日(火)、曇り空でしたが、気持ちはとてもすっきりした朝となりました。子どもたちの「感じて動く」姿を見ることができ、成長を実感できたからです。
朝の活動は読書でした。読書の時間を知らせるさわやかな放送が聞こえました。放送室に入ってみると、来年度に向けて委員会の仕事をはじめた4年生が担当でした。学校のために働く喜びを感じている声でした。そばには6年生がいました。仕事のやり方をていねいに教えていて頼もしさを感じました。1日のスタートはその日の雰囲気を左右します。落ち着いた放送は、安定した学校生活の大切な要素です。
1年生のくつ、かさ、トイレのサンダル、姿勢も整っています。
6年生は卒業に向けて歌の練習をしていました。移動する後を追いかけていくと、音楽室へ入っていきました。自分たちで机を動かし、パートごとに分かれ、伴奏者が弾き始める。この一切の無駄がない流れを子どもたちがつくっている姿に成長を感じ、感動しました。運動会、陸上記録会、修学旅行と大きな行事と日々の生活の中で「自分たちで動く」という力をつけてきたのでしょう。学校は「自立と共生」を養う場です。その目的を達成できたことを実感するうれしい瞬間でした。
4年生の読書の様子を見に行きました。ほんの数秒のやりとりでしたがすてきな瞬間を見ることができました。担任があやまって落として本読みカードを偶然近くにいた子が気づき、それをすぐに拾って担任に手渡していました。さっと拾う子どもの姿と、「ありがとう」と返す担任の姿がとても自然でした。
「ありがとう」という言葉は1日に何度でも遣いたい言葉です。教師が積極的に「ありがとう」と子どもに言うことで、子どもたちも「ありがとう」を言う態度が育ってくると感じます。すてきな1日になりそうな予感がした朝でした。