静かな体育館に3年生が一番に入ってきました。大きな声で「おはようございます」とあいさつをすると、また元の静かな状態になり、だまって整列、着席しました。終業式に向けてとてもよい空気をつくりました。
校歌は少しいつもとちがいました。指揮を担当した4年主任のアイデアで、「いろいろなリズムを打ちながら」歌いました。「校歌は直立不動できりっと歌うもの」という固定概念を揺さぶる発想でした。子どもたちにはこの発想がどう映ったでしょうか。発想のお手本にもなったと思います。
校歌が終わると、楽しい空気から、すぐにきりっとした空気に変わりました。切り替えの早さが「キラキラ」でした。
校長先生からは、子どもたちが友だちに書いた「キラキラカード」の紹介がありました。友だちが心掛けていることを見つけられていて、よさを見つける眼が育っていると感じました。
保護者の方が学習発表会のときに、子どもたちに書いてくださったカードの紹介もありました。「毎日の本読みが、今日のような発表の場面で役立っているのだなと感じました。」とありました。家庭学習と授業のつながりを実感していただけたことが、大変ありがたかったです。
「ある4年生の子のあいさつを誉めたら『今、あいさつ運動をやっているからがんばっているんです。』と言っていました。すてきですね。」と、地域の方が言ってくださったそうです。
あいさつ運動は6年生が中心になって進めていました。その取組が4年生にまで広がっていることが「キラキラ」だと思います。
冬休みにあって夏休みにないものは?それは『お正月』です。世の中全体が年末年始を楽しむ空気になります。気の緩みから楽な方へと流されやすくなるかもしれません。そんなときこそ、2学期の学校生活で得た「キラキラ」を冬休みの生活に活かしましょう。学校でのキラキラが冬休みの家庭生活に広がると、「あってよかったすてきな冬休み」になると思います。