12月1日（土）、本年度の学びの集大成とも言うべく、学習発表会が行われました。本校ではここ数年間、教室や学年室を発表会場とする「ブース発表」の形式をとっています。各学級が3つのグループに分かれ、自分の発表をすること1回、友だちの発表を見ること2回を行うことになります。発表会の様子を振り返ってみると、大きく3つの大切な学びがあったと感じました。

　一つ目は、自立心が育ったことです。「自分（たち）の発表は自分（たち）でつくる」という気持ちで準備を進めたので、人に頼らないたくましさが育ちました。

　二つ目は、相手を意識したは話し方、振る舞いをすることを通して、他者を尊重の精神が育ちました。また、参観者として回った子どもたちは、他者のよさを数多く見ることができました。特に、1，2年生にとって、接客することはコミュニケーション力を育てる貴重な体験だったことでしょう。

　三つ目は、社会参画の意識の向上につながったことです。4年生では福祉、5年生はで環境、6年生では国際理解・キャリア教育と、視野を広げると見えてくる学習内容の発表もありました。「え～！そうなんだ！」と思うことの連続から、「社会の一員として、自分はこれからどうするべきか」を考えさせられたことでしょう。

　終わりの会で5年生の子が、「今日、すごいと思った発表を目標に来年の発表もがんばりましょう。」と話しました。この日の感動を来年につなげることを意識したこの言葉は大変価値があると思います。さあ、新たな学びのスタートです！