体育館から聞こえてくる歌声が日に日に心地よい響きとなり、太鼓の音は様々なリズムがそろい勇ましさを増しています。
11月8日(木)、明日の市内音楽発表会に向けて、「5年生を励ます会」が行われました。9月のまだ暑い頃から練習を開始し、いよいよ明日本番を迎えます。
気持ちを込めて歌ったり演奏したりしすると、自然と心が引かれていくものです。5年生の発表を聞く1~4年生・6年生の姿を見て、そのことを実感しました。
これまでの日々の練習の中で、指導を担当する5年生の担任は、子どもたちの「気づき」を大切にしてきました。毎回の練習の後、その日の練習で気づいたことを発言する場をつくりました。高校野球や大学ラグビーの強豪校でも、選手同士のコミュニケーションの場を多くつくっています。自分たちで考え、気づき、修正していくサイクルを通して練習の成果を上げることができます。
教師からの指導を受けることに加えて、自分たちで考える場をつくることは学びの場でも大変有効です。5年生の担任は、コーチングスキルを発揮して、「子どもたち自らの力で前進する集団づくり」に努めました。
会の終わりには、ペアの3年生から励ましの手紙をもらいました。どんな励ましの言葉が書かれていたのでしょうか。それらが魔法の言葉となり、本番の緊張を和らげてくれるかもしれません。
会の運営は6年生が担当しました。修学旅行から帰るとすぐに準備を始めました。朝の時間をつかって全学級に応援歌の歌詞を配り、手本として実際に歌っていました。さすが6年生、手際よく協力して呼びかけることができました。
本番には本番でしか感じられない空気があります。その空気感を思い切り楽しんでほしいと思います。