ペア読書では、毎回ペアのお兄さん、お姉さんの温かさを感じます。読んであげる子、読んでもらう子、どちらも相手の思いを受け取っているから、しっとりとしたすてきな雰囲気になるのでしょう。
秋の深まりと同じように、子どもたち同士の人間関係も深まってきているようです。ペア読書のような、異学年間の交流のよいところは、「親しみやあこがれ、尊敬」「リーダーとしての自覚」など、同学年の集団では感じにくいものを体験できるところにあります。
人の成長には、今の自分には少し荷が重いと感じるような「背伸びの経験」が必要だそうです。4月、6年生にとっては、学校のことは右も左もわからない1年生のお世話は「荷が重い」と感じたことでしょう。でも、今では、立派に頼られる存在となっています。
ペア遊びでは、上級生がペアさんのことを考えて遊びを決めています。内容はもちろん、ドッジボールのルールなども、安全に楽しくできるように工夫しています。
自分より小さい子好みを「感じて」本を選んだり遊びを考えたりと、本年度の重点目標に一歩一歩近づいています。