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だれかのために

 早いものであっという間に3月です。2月27日(火)、本年度最後のペア読書がありました。今回は、下の学年の子がお兄さん、お姉さんに読んであげている場面をたくさん見ました。

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 教室はとても温かな雰囲気でした。特に、高学年の子はいつも以上に優しく穏やかな表情をしていました。

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 このような異学年の交流で育まれるものは「相手意識」だと思います。きっと読んであげた子は「ペアの○○さんに喜んでもらいたい」という気持ちで、相手の喜ぶ顔を思い浮かべて本を選んだことでしょう。読んでもらった子にもその気持ちが十分に伝わり、穏やかに聞くことができたにちがいありません。

 本年度の学校生活アンケートから、「授業の中で、相手意識を意識して発言したり聞いたりすることが課題ではないか」と感じました。授業の中での相手意識を生むためには、ペア読書のような「一対一」のコミュニケーションの機会を増やすことが有効ではないかと考えます。「相手に気持ちが伝わった。喜んでもらえた。」という思いが、がんばりの力「自己肯定感」につながるはずです。ぜひ、御家庭でもお子さんと向き合って「一対一コミュニケーション」を楽しんでみませんか。

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