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行事の意味を考える

 5年生の自然体験教室、6年生の市内小学校陸上記録会など、高学年では大きな行事に向けての取り組みが進んでいます。

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 5年生の自然体験教室では、集団行動が基本となるため約束事が多くなります。6年生の陸上記録会では、この暑さの中がんばるので、心身ともにきつさを感じることが多くなります。どちらの行事も、楽しさばかりではなく「大変さ」があります。

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 行事で成長するためには、その大変さを克服することが大切です。本当にその行事を価値あるものにするためには、「大変さ」を乗り越えてこそです。でも、その大変さに意味を感じていないと、そこでへこたれてしまって「やらされる活動」になってしまいます。

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 自然体験教室では常に時間を意識して行動する大変さに、陸上練習では暑さの中走る体力的な大変さに、すぐに直面するでしょう。そのとき、「これを乗り切ることにどんな意味があるのか」を子どもたち自身が認識していることが大切です。

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 6年生には、「市陸をがんばり切る意味」と「やる気がわいてくる目的」をもってほしいと思います。5年生には、自然体験教室のスローガン「高めよう思いやりの心 深めよう仲間の絆」にあるように、「思いやりの心」や「仲間の絆」を何事にも変えがたい大切なものと感じてほしいと思います。

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 「今の自分は思いやりがあるって言えるのかな」「ぼくは仲間を大切にしているのかな」と、まず自分と向き合い、そんな自分になりたいなと本気で思うことができたら、意味のある行事になると思います。子どもたちがそういう気持ちで行事に向かえるよう指導していきます。

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