いよいよ明日は卒業式。6年生生は他学年よりも1日早く修了式を行いました。校長先生の話は、「中学に進学しても学び続ける人でいてほしい」というメッセージが込められた「学問のススメ」に関することでした。
『よりよく生きるために学問をする。その気になればどんなことからも学ぶことができる』と、明治時代の大ベストセラー「学問のススメ」の一説を読み上げ、こう話されました。 「勉強が嫌い。だから勉強はしない。」と言う人は、よりよく生きることをやめた人です。」この言葉を聞いた子どもたちの表情がきりっと引きしまったように感じました。
多くの子が小学校生活の中で、一度は「勉強は面倒なだ。やりたくないな。」と思ったことはあるでしょう。そして、「何で勉強をしなくてはいけないのかな。本当に役に立つのかな。」と疑問をもち、取組がおろそかになったり雑になったりしたこともあったと思います。校長先生の言葉にドキッとした子も多かったことでしょう。
式の後、修学旅行で上野動物園に行った班の子が知り合った方からいただいた「湯島天神」の御守りを渡しました。湯島天神は、学問の神様で知られる菅原道真公を祀る、関東を代表する天満宮です。「中学に進学しても学問に励んでほしい」という思いが込められた贈りものです。明日の卒業式は、小学校での学びの集大成です。
6年生の修了式に5年生も臨席し、より緊張感のある雰囲気作りに協力しました。よい姿勢でじっと6年生を見つめ、大変立派な態度でした。
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