朝夕の冷え込みがぐんと増してきました。外は肌寒いですが、子どもたちの心はほかほかしているようです。
11月10日は、モンゴルボクシングチームの選手の方が交流会ということで15名ほどいらっしゃいました。20才前後の若い方が多く、たくましいお兄さんを目の当たりにした子どもたちは大喜びでした。
休み時間も一緒に過ごしていただきました。ドッジボール、おにごっこなどを楽しんでいましたが、ルールややり方を説明することには一苦労している様子でした。身振り手振りを駆使して必死で伝えようとする姿が見られました。言葉の壁を感じつつ、伝わる喜びも体験できたのではないでしょうか。
5時間目は全校集会、ボクシングの技を披露していただきました。パンチを繰り出す選手のみんさんの表情は、休み時間とは一変し、競技者の目となっていました。また、子どもたちにもボクシングを体験させてくださいました。子どもたちのパンチを受けてくださったときには、またやさしい目にもどった選手のみなさんでした。
最後に「これぞ日本」というものをということだったので、島二小自慢の「祝い太鼓」を披露しました。5年生の心に今までとはちがうスイッチが入ったようで、迫力は最高でした。きっと、「ぜひ見てもらいたい」という相手意識がスイッチとなったのでしょう。気持ちの入った演奏でした。
お別れは東京オリンピックでの活躍を願って、「ヒチェゲーレ!(がんばって!)」と叫びました。
モンゴルの学校では給食やそうじがありません。選手のみなさんは、1年生でも給食の準備をしたりそうじをしたりする姿を見て、大変感動されていたということでした。また、後日観光課の方からお礼の電話がありました。その際に、子どもたちが産業祭や練習会場のローズアリーナに来て、声をかけてくれたと大変喜んでいたということでした。熱く、温かい交流会となりました。東京オリンピックの楽しみが増えましたね。