2030年には今ある職業の3分の2がなくなっているという予測を御存じでしょうか。さらに、今の子どもたちはの半数以上は、今は存在しない職業に就くとも言われています。そんな、予測困難な社会を生き抜く資質を育てるために文科省から出されたものが「アクティブラーニング」です。アクティブラーニングとは「主体的、対話的で、深い学び」ということですが、ちょっとわかりにくいと思います。そこで、5年生が実践したことをもとに説明したいと思います。 【クフ王のピラミッドを再現しよう】 担任からロープが渡されました。 「どうやって正方形をつくればいいのかな・・・。」 「まず、円を描こう。ロープの先に棒を巻いて、引っ張りながら線を引いてみよう。」 「円からどうやって正方形ができるのかな。」 「円の内側にくっつくようにロープを張ろう。」
教室で学習するときとはちがう表情が見られました。また、次々と問いが生まれました。一人では解決できないとき、進んで友だちと対話をし、関わりを通して壁を乗り越えました。 正方形の中心を求め、棒を立て、頂点からひもを引いたら完成です。みんなとても満足そうですね。教室で学習したことをつかってピラミッドをつくることができました。 子どもたちからは、「古代人すごいよね。わたしたちは小さいピラミッドはできたけど、どうやってあんな大きなものをつくったんだろう。」と新たな疑問が出ていました。疑問が続くことこそ、学びが深まった何よりの証拠です。 このような「主体的、対話的で 深い学び」ができた根底には、5年生の「受容的な関係」があります。アクティブラーニングを推進していくためには、学習指導だけでなく子ども同士の人間関係づくりが不可欠です。5年生でこのような学習が成立した裏側には、子ども同士をうまくつなぐ担任の指導があったからだと思います。ピラミッドにも負けない、すばらしい学習集団ができました。 |