今週から本格的に「3学期が始まったな」と感じている子も多いのではないでしょうか。そんな中、各学年2時間を使って書き初め会が行われました。3年生以上は毛筆なので、会場は体育館でした。 5年生の集中力には特に感心しました。しんと静まりかえり、時折聞こえるため息が緊張感を一層高めました。 習字をするときに、「どのあたりから書き始めるとバランスがいいかな」「点はどのあたりに打つのだろう」と、どうすればうまく書けるのかを考え、頭をひねることが前頭前野を刺激し、脳を育むポイントだと言われています。ですから、手本の通りには書けなくても、そのように書こうとすることに意義があります。日頃の漢字練習にも同様のことが言えます。 また、もう一つの脳発達ポイントは「筆圧」です。手にかかってくる圧を脳で感知して力の入れ具合をコントロールすることで脳が刺激されるそうです。ですから、一画一画墨つぎをするよりもリズムよく一文字書き通した方がよいですし、圧が一定のシャープペンよりも先が丸くなってくる鉛筆の方が脳にはよいと言えそうです。 6年生は小学校生活最後の書き初め会でした。すべての学年の最後に体育館を使った6年生は、床に付いた墨をきれいに拭きました。今後、感謝の活動として校内をきれいにすることも予定されていますが、日頃の生活の中で取り組むこういう行動にこそ感謝の気持ちを感じます。「思いを込めて」がぴったりな姿でした。 |