冬休みに入って1週間が経とうとしています。例年に比べ、冷え込みが緩いように感じますがいかがお過ごしでしょうか。有意義な冬休みにするポイントを先週行われた終業式での様子とあわせてお伝えします。 いつも通り、明るい歌声が響きました。校歌を元気よく歌う姿から「学校大好き」という気持ちが伝わってきます。 校長先生からは、「こんなことがあったね」という話がありました。「世界では、日本では、学校では・・・。」というように、だんだん話題が身近になっていくように展開されました。 学校評価アンケートの集計結果から見えた、子どもたちのがんばりと課題についての話もありました。 キーワードは「『だいたい』からのレベルアップ」です。あいさつ、宿題、整頓などについて、そこそこやっているという子は多いのですが、「やっている」ときっぱり言い切れる子はあまり多くはありませんでした。 「何をやったかはっきり言える」という子があまり多くなかったのだと思います。 自信をもって「できた!」と言えるようにするためには、目標をより具体的にすることが大切だと感じました。一番簡単なのは、目標を数値化することです。 もし、このごろの生活に緩みが見られる場合は、冬休みに立てた目標を「数値化バージョン」にリニューアルするとよいかもしれません。 代表児童の子どもたちからは、力強い「がんばった!」が聞かれました。 がんばった自分に気づいたことで、新たな目標をもつことができていました。向上心をもって学校生活を送ることができたのですね。 終業式の後、校長室で「しずおか新聞感想文コンクール奨励賞」の表彰がありました。賞状と記念品が贈呈されました。 子どもたちは、自分の成長を実感できたとき、「がんばった」「できた」と自信をもって言えるのだと思います。長縄大会で目標の回数を達成できたとき、テストで100点をとったときなどは成果がはっきりと実感できます。しかし、その子のがんばりが形に表れない(気づきにくい)こともあります。そんなときは、一番身近にいる大人がその子のがんばりを見つけて、その行動のよさを具体的に伝える「価値づけ」をしてあげることが大切です。数値目標の設定でモチベーションを保ちつつ、子どもの小さな変化を見つけられる「宝探しの目」をもつことが、子どもを伸ばすことにつながると思います。 |