久しぶりに子どもたちを見て、「日焼けしたな」「少し背が伸びたな」「楽しそうな笑顔だな」と感じました。
夏休みは、家族で遠方に出かけたり好きなことにたくさん時間をかけたり親戚に会ったりと、特別な体験が多かったと思います。それぞれの体験を通してどんな気持ちになったでしょうか。きっと、普段刺激されにくい感情をもみほぐされたことでしょう。
始業式で、校長先生が「どんな夏休みでしたか」と問いかけたとき、みんなどんなことが頭に浮かんだでしょうか。その出来事で得た感情が心の支えとなり、無事登校できたのかもしれません。
また、校長先生は2学期のめあてとして「いいところを見つけよう」「理由やわけが言えるようになろう」、この2点を挙げました。人のいいところがわかる子は、それだけ他を認める力があり、それを自分にも活かせますし、理由やわけが言える子は、それだけ物事を深く考えられているということです。
児童代表の3年生は、「2学期は地図づくりをがんばりたい。こんな地図をつくりたい。」と、なりたい自分になるためにどんな取組をするのか、希望に満ちた話をしました。5年生の代表は、自然体験教室や音楽発表会等の大きな行事の中で、「自分はこうありたい。」という集団の一員としての自覚を高学年らしく語りました。
心みがき部(生徒指導部)から、2学期に学校全体で重点的に取り組むことが提示されました。学校全体で何を大切にするのかを具体的に共通理解する大切な内容でした。
担当からは事前に「言葉遣いというのは、その集団の文化である」ということを聞きました。「~さん」ということが徹底されている集団では、「他を大切にする」という風土があるということです。
今日から集団生活が再スタートします。子どもたちが集団の中で力を発揮するためには、「自分はこの集団の中で大切にされている」という実感が必要です。友だちのいいところを見つけたり「~さん」と呼んだりすることは、その第1歩ではないかと思います。
教室では、「自慢の一品」を披露したり思い出を発表したりする姿が見られました。「夏休みの思い出を1枚だけ特大写真にするとしたらどれにする?」と聞いてみたくなりました。
校長先生は「やさしいこと、正しいことは強いこと」と強調しました。2学期も、「楽しい学校」をつくっていきましょう!