暑さは一段落してきましたが、高学年の気持ちは益々熱くなってきていまする。6年生は市内陸上記録会、5年生は市内音楽発表会に向けて、練習に励んでいます。10月5日(木)には、朝の活動で「陸上選手を励ます会」が行われました。
選手紹介では、6年生が気合いのこもった意気込みを5年生以下の子どもたちに伝えました。低学年の子には特に、ユニホームを着た6年生がいつも以上にかっこよく見えた様子でした。
続いてボール投げ、走り高跳び、リレーの披露です。さすが高学年の切れのある動きでした。
最後は、1年生から手作りのメダルのプレゼントです。メダルを渡された瞬間、6年生の少し緊張気味だった表情が和らぎました。記録会当日は、他校の子どもと競い合うので、味わったことのない孤独感や島二小の名前を背負うプレッシャーを感じるかもしれません。そんなとき、このメダルはふと気持ちを楽にしてくれる御守りになるのではないでしょうか。きっと、バックに入れて持っていく選手も多いことでしょう。
体操の内村選手が世界大会7連覇を逃したとき、こんなコメントを残していました。「連覇が途切れたことはそんな大きなことではない。それよりも、自分に期待をして応援してくれた人たちの期待に応えられなかったことがとても残念。」これを聞いたとき、アスリートの頑張る力の源は、「だれかを喜ばしてあげたい。その人の期待に応えたい。」という思いなんだなと感じました。自分の名誉のためだけでは、本当に苦しいときの底力は出てこないのでしょう。「期待を背負って競い合う」という経験ができることに、この行事の大きな意味があると感じました。