朝晩はかなり涼しくなってきました。秋らしさが深まりつつありますが、学校のカブトムシ(オス)は元気です!この時期になると昆虫ゼリーを店頭に置いていないところが多いです。カブトムシが頑張っている様子に励まされます。
先週の土曜日(9月30日)は、1日自由参観でした。平日は、なかなか学校に来ることができない保護者の方にも子どもたちの様子を見ていただこうと考えた行事です。毎年この時期に行っているわけですが、3,4時間目は鑑賞教室を開くことが恒例となっています。昨年度は演劇鑑賞教室で「オズの魔法使い」、本年度は音楽鑑賞教室で「アンデスの音楽~大地の賛歌~」でした。「大きな拍手」が開始の合図でした。
「クルス・デル・スール」のみなさんが登場すると、子どもたちは「何が始まるんだろう」という感じでした。アンデスの町はちょうど日本の裏側にあること、飛行機で約40時間もかかることなど、基礎知識的な知識を伝え、少しすつ子どもとの距離感を縮めていきました。
子どもを引きつける工夫がいろいろなところにありました。写真を見てわかりますか?
衣装を替えたり、時にはフロアに降りてきたり、楽器をさわらせてくれたりと、子どもはどんどんテンションが上がっていきました。
後半になるとすっかり気分がほぐれ、「トトロ」の演奏が始めるとみんなで大合唱でした。気持ちよさそうに歌う子どもたち、本当に楽しそうでした。
エンディングが近づいてくると、手をたたき、足を鳴らし、跳びはね、手をつないで踊り、盛り上がりは絶頂でした。
子どもたちがこんなに盛り上がったことに大変驚きました。特に、「アンコール」が自然発生したところに、子どもたちのパワーを感じました。演奏者と会場一体となった音楽鑑賞教室、大盛況でした!
いただいたサイン色紙は、職員玄関のカブトムシ横に飾りました。
全校のみんなで一つのものを観て、感動を共有できた素敵な時間でした。美しいものにふれ、素直に美しいと感じられる感性が育まれた時間だったと思います。メディアの発達により子どもたちの周りには情報が溢れています。だからこそ、このような「生のもの」にふれる機会は貴重です。御家庭でも、子どもたちに感想をきいていただき、少しでも感動を共有できたらと思います。