学校のカブトムシは2匹とも元気、なかよしです。夏休みに入って10日間が過ぎましたが、子どもたちの生活はどうでしょうか。
終業式では校長先生から「ありがとういっぱいの夏やすみにしましょう」という話がありました。
はじめに、校長先生といっしょに「うみ」を歌いました。
1学期の出来事から、子どもたちがきらきら輝いた瞬間を集め、スライドで提示してくださいました。
続いて、代表児童の言葉でした。
1年生の代表の子は、「発表することが恥ずかしかったけれども、がんばって乗り越えた」という内容の言葉でした。こうして児童代表として全校の前で話し、自分の成長を証明することもできました。大きな山を乗り越えたことで自信をつけたことでしょう。
次に、4年生の代表児童の言葉でした。「社会科で市町村の学習をしたことが、家族で旅行に行ったときとても役に立った」という内容の話でした。移動しながら「今は何市、何町」ということがよくわかって楽しかったということでした。生活を教科の学習につなげたり、逆に、教科の学習を生活で生かしたりしていくことで学ぶ楽しさは膨らんでいくのだろうと思います。
生徒指導主任からは「こんなことはやってはいけません」ということも含め、安全で楽しい夏休みにするための話がありました。きっと、何度も聞いている内容だと思いますが、繰り返し指導していくことで、身にしみてわかっていくのだと思います。
御家庭でのお子さんの様子はいかがでしょうか。
こんな様子にはなっていないでしょうか。
夏休み前は「今年こそはがんばるぞ」と意気込んでいても、実際に学校に行かない生活が始まると「易きに流れる」ということはよくあります。
そんなときどうすればよいのでしょうか。
まず、第一に目標の確認です。できれば、その日にやることを書き出して、目につくところに貼っておくとよいでしょう。視覚的な支援が子どもたちには有効です。
次に、保護者の方からの言葉かけの工夫です。どうしてもできていないことに目が向きがちになりますが、ぐっとハードルを下げてお子さんを見てみましょう。「できて当たり前のことができていること」を認める言葉が見つかると思います。
また、保護者の方の感情をコントロールすることも大切です。「何度言ったらわかるの!」と声を荒げたくなることもあるかもしれません。しかし、そこを「6秒がまん」です。怒りのピークは6秒間だそうです。
なかなか大人が思うようには動いてくれないのが子どもです。できたことを見つける「宝探しの眼」で子どもを見ていきたいものです。そして、何よりも心に活力を与えるものは「ありがとう」という言葉ではないでしょうか。「ありがとう」には、その人の存在価値を認める力があります。「あなたがいてくれて助かったよ」「今日1日あなたがいてくれて楽しかったよ」という気持ちを込めて、「ありがとういっぱいの夏休み」にしてみませんか。