お子さんは家庭学習をどのように進めているでしょうか。1学期に行った学校評価アンケートでは、「進んで宿題をしている」と回答した子どもが82%、「うちの子は進んで家庭学習をしている」と回答された保護者の方が61%でした。若干の開きがあり、保護者の方が求める姿と子どもの意識の差はあるようですが、だいぶ家庭での学習習慣ができていると感じます。 学力向上のために最も大切なことは、「子ども自身が学習に興味をもつこと」です。二小では、子どもたちが疑問に思ったことや関心が高いことを追究するような学習経験を積ませるために、「チャレンジ学習」という取り組みを行っています。宿題とは別に、自分で考えて学習を進めることとなりますので、提出される内容は様々です。各学年の廊下に、先日の一日自由参観のときから、参考となるノートのコピーを掲示しています。 百人一首をきっかけに、古文に慣れ親しんでいます。国語の学習のレベルアップが図られています。 新聞記事から言葉を探して意味を調べています。語彙が豊かになる学習です。言葉を探す過程で記事も読むことになるので読解力も高まり、一石二鳥です。 自分で「?」をつくって学習を進めています。この方法は思考力を高めるために大変有効です。自ら疑問をもち学習を深めることができています。 家庭学習は「復習中心」となりがちですが、中学校では予習も必要になってきます。また、予習をしておくと授業の内容がわかりやすくなり、きっと学習がもっと楽しくなるでしょう。「予習」という視点がすばらしい学習です。 家庭での学習では、漢字書き取りや計算練習が中心になることが多くなると思います。もちろん、それも大切ですが、わからないことを調べたりさらに深く知りたいことを追究したりすることも、今後大切になってきます。チャレンジ学習は、思考力や追究意欲を高めるためにも大変有効だと考えます。 「勉強の仕方がわからない」という悩みをもつ方が多いように感じます。きっと、「自分ひとりで」どうやって進めていけばよいのかわからないことが原因でしょう。小学生のうちに、与えられたことはもちろん、自分で「何をやるか、どんなことをやるか、どのくらいやくか」まで決めて学習することができるように育てていけたらと感じます。 |