あいにくの天気でしたが、比較的涼しい中、1学期終業式を行うことができました。成果も課題も見つかり、充実した1学期を送ることができました。運動会やPTAバザーなどの様子から、家庭、地域、学校が一体となって子どもたちの成長を支えてきたことを実感しました。
まず、校長先生から、子どもたちの学校生活アンケートから見えてきた成果と課題についての話がありました。子どもたちにわかりやすいように、成果を「青」、課題を「赤」と色分けをして表示されました。 ↓ 進んでありがとうが言える ↓ 学校の授業が楽しい
↓トイレのスリッパをそろえている ↓進んで宿題をすることができる
白いところが「できた」、濃いグレーのところが「だいたいできた」です。気持ちよく生活するために大切なことや、自分のやるべきことに関しては意識が高いようです。一方で「赤」と表示されたことは・・・ ↓友だちの考えがわかるようにきくこと ↓進んで自分の考えを言うこと
↓メディアの利用に関する約束
赤で示されたことについては、「できた」という白の割合が低いことが特徴です。相互に伝え合うようなコミュニケーション力を高めることが課題のようです。 生徒指導主任からは、安全・安心を守るために考えることについての話がありました。「大きな事故や事件にあわなかったことは当たり前ではありません。みんなが約束やルールを守ってこそ、安全が守られ安心して生活できるのです。」という内容でした。
児童代表の言葉は、1年生と4年生でした。1年生は、原稿を見ず、暗記して話しました。300人以上の人の前で、話す姿は大変立派でした。となりでマイクを持つ4年生の姿からは、やさしさがにじみ出ていました。 1年生は、はじめは苦手だったことをどのように克服してきたか、水泳と算数について努力の過程を詳しく説明することができました。 4年生は、授業の中での発表のこと、ノートを書くこと、係活動のことについて話ました。その中に「他の友だちの意見をきくと、自分と近い考えや少しちがう考えがわかり、発表したくなった」というところがありました。大変すばらしいきく態度が身についていると感心しました。
約40分間の終業式でしたが、ずっと集中してきくことができた子もたくさんいました。体育座りを続けられることや話したくなってもがまんすることは「根気」がいることです。 代表児童2人のように、根気よく取り組むことが「達成」につながります。
子どもたちが「よしがんばるぞ!」という気持ちになるためには、「自分自身が大切な存在」と自覚できることが必要だと言われています。身近な他者からの「勇気づけの言葉」が、そういう自覚を育むそうです。 夏休みの生活表などに、一人ひとりめあてを立てています。些細なことでも認め、勇気づけていきましょう。そして、めあては立てたら「他者と関わりながら振り返る」ということがポイントです。できていないことに目がいきがちになりますが、できていることもたくさんあるはずです。今年の夏はいつもより少し多めにほめてあげてみてはいかがでしょうか。 |