二小では、個人ポストに「わくわくカード」を入れ合う取組を進めています。カードには、他者から見た自分のよさが書かれています。この取組の目的は、友だちから入れてもらったカードを見て、自分では気付かなかった自分のよさを知り、「わたしってなかなかいいじゃん」と、自分を肯定する感情を育てることです。ポストに入っているカードを見る子どもたちの表情は、わくわくにこにこしていたり、じっと真剣に見つめていたりと様々です。
自分を肯定的に見る感情を「自尊感情」とい言いますが、この自尊感情には二種類あります。他者との競争で優位に立つことで得られる「社会的自尊感情」と、自分のよさを発見することによって得られる「基本的自尊感情」です。 今後、子どもたちに必要となる資質は、失敗したり負けたりしたときでも、「自分はまだまだできるはず」と自分を信じて立ち直ることだと思います。そのためには、前述した「基本的自尊感情」を養うことが必要だということです。 基本的自尊感情を高めるためには、身近な信頼できる大人と、美しさや楽しさ、悲しみや喜び、苦しみを共有する体験をすること、また、友だち同士で感情が動くような体験をすることだそうです。家庭では親子の関わり、学校では友だち同士の関わりが大切だということですね。 |