今週、各学年ではプール開きが行われています。水に入ると、若干肌寒いようですが、それでも子どもたちは水に入ることが楽しい様子です。

　さて、運動会が終わり、また、学習に集中できる時期となりました。梅雨入りしたとはいえ、まだまだ過ごしやすいこの時期、運動会で培った学級の力を追い風にして、レベルアップへギアチェンジを図りたいところです。運動会が終わってから、このごろまでの学校の様子を紹介します。

　6月1日は、6年生が県立美術館見学に行きました。「黄金のファラオと大ピラミッド展」という特別展示と常設の「ロダン館」を見学しました。

　バスの中では、担任の先生によるエジプトクイズで予備知識をつけました。専門的かつ興味のわく内容で、実に質の高いクイズでした。出題から解説まで、先生が研究者のように語り、「この先生は一体、古代エジプトのどんなところに魅かれたのだろう」、そんな思いが込み上げてきました。

　「ピラミッド建設のすごいところは、高度な技術を使っているところと思われがちだがそうではなく、「普通の技術」で造ったところがすごいのだそうです。作業はソリとテコだけで巨大な石を運ぶ大変な忍耐力が必要な仕事だったようで、なぜそのような過酷なことができたのかと思わされます。それは、自然神への畏敬の念、宗教心、愛国心など、平たく言えば「精神力」に支えられたからだそうです。ピラミッド建設を支えたものが人間の精神力と知り、何かを乗り越えるときに気持ちを強く持つことがいかに重要かと改めて考えました。

　6月2日は、6年2組でお別れの会がありました。1ヶ月間、教育自習に来ていた方の最終日だったからです。最終日のあいさつで、「本当に有意義な1ヶ月間でした。この1ヶ月間は一生わすれられない思い出となりました。」と話していました。お別れ会では、子どもたち一人ひとりからの言葉が贈られ、実習生さんからは子どもたち一人ひとりに、メッセージとその子の似顔絵が描かれた手作りのしおりが贈られました。

　6月の第2週は、体力テストが行われました。静岡県では「投げる力をどう高めるか」ということが課題になっています。体力テストの結果を上げるだけなら、少し練習をすればよいでしょう。しかし、それでは本当の意味での体力向上になりません。走ったり跳んだりする力も高めつつ、全身の体力を向上させることが大切です。そうすれば、おのずと投げる力も高まってくるはずです。

6月8日は久しぶりのロング昼休みでした。ペアさんと思い切り外で遊びました。遊びを通して体力も、人間関係も、精神力も養われます。