6月30日、4年2組の子どもたちが「伊久美移動教室」へ行ってきました。一昨年度まで、本校の校長でいらっしゃった村上先生の指導のもと、大変密度の濃い体験をしてきました。到着するとすぐに「そば打ち体験」をしました。次に、川へ移動して「ヤマメのつかみ取り」です。そのヤマメはお昼にいただくので、その場でさばきました。午前中の最後は、川遊びです。天然の流れるプールに子どもたちが大はしゃぎだったことは言うまでもありません。
昼食は自分たちで打ったそばと自分たちでさばいたヤマメでした。川遊びの後ということもあり、大変な食欲でした。そば湯もいただきました。
最後のプログラムは「犬間地区散策」です。村上先生に伊久美の魅力をたっぷりと紹介していただきました。「ツバメの巣」から始まり、13のポイントを教えていただきました。道々に「今何個教えたかな。全部言える?」と問われ、子どもたち同士で協力して思い出している姿が微笑ましかったです。今でもまだ覚えているでしょうか。
この移動教室では、普段できないような体験をたくさんしました。そのことを通して、子どもたちは普段得られない刺激を受け、様々な感性を揺すぶられたことでしょう。例えば、普段何気なく食べている魚も、今回の体験で「命をいただいている」ということが実感できたかもしれません。また、散策では檜や山椒の葉の香りを楽しんだり、山びこを体験したりして、自然の魅力を堪能しました。
人工知能の発達などにより、今の子どもたちが将来就く職業は、半分くらいが今存在しない職業になるだろうという予想が話題になっています。そのようなことを聞くと少々不安も感じますが、人としての温かさや豊かな感性があれば、どんな世の中になろうとも、幸せに暮らしていけるのではないでしょうか。私たち大人が子どもたちのためにできることの一つが「多様な体験をさせること」だと考え、今後も心の教育を推進していきます。7月5日は4年1組が行ってきます。 |