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食品ロスを考える

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 2月4日の給食には、節分の豆が出ました。節分と言えば恵方巻。この恵方巻、作り過ぎによる食品ロスが問題になっています。節分を過ぎて廃棄される恵方巻は金額にすると10億円になるとも言われています。このような現状の背景には「欠品が許されない」という製造側へのプレッシャーがあるようです。食べようと思って買った物が無駄にされているのではなく、消費者の意識が作り過ぎを招き売れ残ってしまっているのです。

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 二小の子どもたちは、「分けられた給食はできるだけ食べよう」と心掛けています。分量が多いと思う子は手を付ける前に食缶に戻したり、もっと食べられる子はおかわりをしたりと、各クラスで食品ロスを減らす工夫をしています。

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 時には食品ロスもあります。先日、牛乳の残量が多かったことはその一つの例です。献立によっては、ご飯やパン、特定のおかずがたくさん残ることもあります。自分のお盆の上にある物は責任をもって食べていますが、きれいな状態で自分の手元を離れれば、だれかが食べるかもしれないので、罪悪感も減り、責任を感じにくくなっているかもしれません。

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 しかし、担任はちがいます。「残量が多くなっては作ってくださった方に申し訳ない」と思い、必死で減らそうとします。この意識の違いは、「責任を感じる幅のちがい」だと考えます。子どもたちは自分のお盆までしか責任を感じていない子が多く、教員は学級全体まで責任を感じています。もちろん、成長するにつれて責任の幅は広がっていくことでしょう。子どもたちの中にも、責任を感じる幅が広い子はたくさんいます。そういう子は、進んで友だちの仕事を手伝ったり自分が出したわけでもない落ちているごみを拾ったりします。

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 節分の日に「今世紀末、海面1.3㍍上昇」という新聞記事もありました。私たちも今の子どもたちも、この問題を解決するためには、責任の幅を地球規模にまで広げなくてはなりません。責任の幅を広げるためには、自分と他のものとの関連を考えることが大事だと思います。「なぜこんなにおいしいい給食が安く食べられるか知ってる?。」と問いかけたり、学級でトラブルが起きたときは「どんな小さいことでもいいよ。自分にできることなかった?」と考えさせれば、自分とは無関係だと思う出来事とも関係があることに気づくかもしれません。社会とのつながりを教えていく必要性を感じます。

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