「先生、サンタさんにプレゼント何たのんだ?ぼくは、サッカーボールだよ。」と話しかけてくれる子がいました。今日はクリスマスイブですね。二小は明日まで登校です。そんな中、子どもたちに「笑い」のプレゼントがありました。
楽しさの秘密は・・・
昨年でまで市内の小学校で校長先生をされていた「月の輪熊八」さんによる落語教室が行われました。落語を楽しむためには想像することが大事。話し手の言葉や動作、扇子と手ぬぐいを何に見立てているかなど、様々な情報を頭の中で総合的に処理して、その映像を頭のスクリーンに映して楽しみます。
インフルエンザ対策でマスクをしているので表情がわかりにくいのですが、笑い声は響きました。10秒から30秒に1回くらいのペースで笑いが起こりました。笑いのリズムが続きました。
笑うためには知識も大事
「時そば」というお話では、昔の時刻の言い表し方が「おち」に使われています。その楽しさを十分に味わえるように熊八さんは予備知識を丁寧に教えてくださいました。物事を知っていることで、楽しさを感じる幅も深さも広がることがわかりました。
反応がいいからのってきた!
熊八さん、「とっても気持ちよく話せましたよ。」とおっしゃっていました。特に高学年の子どもたちの反応のタイミングがよく、調子がどんどん上がってきたそうです。落語は話し手と聞き手でつくりあげるものですね。
考えながら聞いていた!
子どもたちの感想の奥深さに感心しました。笑いながらそんなこと考えていたのかと驚きました。
「どうしたら楽しく話ができるか、その話術が勉強になりました。」 「ないものをあるように見せる技に驚きました。」
熊八さんは、子どもたちが落語を身近に感じて楽しむことができるように、お話を現代風にアレンジしていました。江戸時代から伝わる和文化の楽しさを体験することができたことでしょう。
「人と接するときは常に笑顔を意識している」という熊八さんからのすてきなプレゼントは、「笑い」でした。